北海道大学楡庭会


                                 2018年8月
   楡庭会の皆様
                      干場信司(昭和48年・1973年卒)
                       






                    御挨拶

 本年7月14日の楡庭会総会において、安川前会長の後任として楡庭会の会長を

仰せつかりました。もとより微力であり、安川前会長のようには行かないかもしれま

せんが、一生懸命やって行きたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 改めて楡庭会が作られた目的を振り返ってみたいと思います。

会則にありますように、「会員相互の親睦」と「現役部員への支援」がその目的で

す。

 この二つの目的のために、これまでもいろいろなことが行われてきました。

最近の大きな出来事としては、何と言ってもコートの改修(ハードコート化)があげら

れます。安川前会長と桑田前幹事長(2017年度はコート改修担当特任幹事)が

中心となって計画を立て、皆様からのご寄付のお陰で、思いもかけず3面全てを

ハードコート化(しかも国際テニス連盟公認)することができました。

このような現役への支援を行うことのできる部活のOB/OG会は、北大の中でも

極めて稀で、誇りに思っています。これも、楡庭会のメンバーが現役の時に感じた

先輩からの支援に対する感謝と後輩への応援の想いが、面々と繋がってきている

からだと思います。


 上述のように、前任の方々のご努力のお陰で、大きな「現役部員への支援」を

達成することができました。そして、この時期に次期会長を仰せつかった私の役割

としては、「会員相互の親睦」を強化することだと思っています。

 私は昭和48年(1973年)卒ですが、部誌・会誌「楡庭」の名簿欄を見てみますと、

私たちの代は13頁中の3頁目に記されています。私たちが卒業してから現在(2018

年)までの45年間に卒業した部員が、何と約600名もいるのです。

名簿に載っている私達の先輩たちは約140名います。楡庭会の「会員相互の親睦」

は、年数では約80年間の年代幅と、現役を含めて約800名という人数の中で行わ

れる親睦であるといえます。

 しかし、年齢が二回りも三回りも離れた同窓生同士が無理やり顔を揃えないとい

けない、というように考える必要はないでしょう。何と言っても基本は同学年前後同

志の交流・親睦です。そしてこの親睦は、間違いなくどの年代も形の違いはあるか

もしれませんが、行っているものだと思います。この年代別交流(横の交流)そのも

のが、「会員相互の親睦」と言えます。交流の仕方そのものが、世代によって異なり

ます。若い世代は、Facebook(フェイスブック)やLine(ライン)で毎日の様にやり取

りをしています。我々の世代よりも交流の頻度は高いかもしれません。

 では「縦の交流」つまり年代を超えた交流は必要ないのでしょうか? 

今回、コート改修が実現できたのは、この「縦の交流」の力だったように思います。

なぜなら約80年間の幅に居る同窓生のみんなが協力しなくては、今回のような大き

な事業(現役部員への支援)は為し得ません。楡庭会の運営組織・役員が、現役部

員の必要としているものを把握して、幅広い年代に協力を仰ぐことによって、はじめ

て実現できたものです。

 それに、年代を越えた交流もなかなか面白いものです。それによって人生に大

きな進展を得たり、豊かになったり、楽しむことができると思います。少なくとも私自

身は、そのような経験を沢山させてもらっています。


 できれば、年代別交流(横の交流)を幅広い世代の中で共有(縦の交流)するこ

とになれば嬉しいなと思っています。そのために、是非ホームページを利用して欲

しいものです。同世代で集まったなら、写真数枚と数行のコメントを載せてくれるだ

けで可能となるでしょう。是非、ホームページ(広報)担当の幹事である安達隆さん

yuteikai.mail@gmail.comにご一報願います。


 楡庭会の活動を支えて下さっている役員の皆様には、日ごろのご尽力に心から

感謝申し上げますとともに、今後ともご支援・ご協力をお願いいたします。

 楡揄庭会会員の皆様からのご意見をお待ちしています。以下のメルアドまで

ご連絡願います。 yuteikai.mail@gmail.com